結婚式場での仲人を依頼するときの流れ

一般に「仲人」と呼ばれている人は、正式には縁談・見合いまでは「世話人」、婚約・結納では「仲人」、結婚式・披露宴では「媒酌人」といいます。昔はこの三つの役割を一人の人が果たしていましたが、現在では別々の人にお願いするケースがほとんどです。現在の仲人は、だいたい四つのパターンに分かれます。縁談から婚約までの世話をする人、縁談・見合いから結婚式まですべてのプロセスに立ち会う人、結納・婚約から結婚式までとり持つ人、結婚式場で当日だけ媒酌の労をとる「頼まれ仲人」と呼ばれる人です。

どこまでの仲人を誰にお願いするのかは、両家でよく話し合って決めておきます。この人に頼もうと決めたら、あらかじめ電話などで連絡をとり、ふたりの意志を伝えます。そこで内諾を得たら、ふたりで出向き、仲人をしていただきたいとお願いします。正式にお願いするのはそれからで、できれば双方の両親も同行してあいさつに伺います。

また、結納の前に依頼に伺うときには、菓子折りなどの手土産を持参しますが、こののし紙には紅白蝶結びを使い、結び切りは使いません。見合いの世話人や結納の仲人に引き続き結婚式場での媒酌人もお願いするなら、最初に依頼する際にその旨をお願いしておきます。挙式・披露宴だけの媒酌人を依頼するなら、少なくとも結婚式場を予約する前に本人ふたりで出向き、お願いします。このときの手土産には、結び切りののしを使います。

内諾を得たら挙式の時期を伝え、そのころの予定を伺っておきます。正式に依頼するのは式の一カ月前ごろで、でき上がった招待状を持って、本人ふたりと、できれば双方の両親も同行してあいさつに伺います。

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