結婚式は、近年では、最もスタイルのバリエーションが豊富な、冠婚葬祭における式典となっています。チャペルウェディングは、教会のような施設の中で行われる結婚式ですが、最も女性が憧れる、人気のあるスタイルです。しかし厳密には、教会は礼拝を行う施設であり、結婚式を行う場所ではありません。そのため、チャペルウェディングに使用されるチャペルは、結婚式専用の施設として建てられた、教会に似た建物であり、周囲のロケーションや収容人数なども、予め式を想定した造りとなっています。
特にチャペル内で、赤い絨毯が敷かれた長いバージンロードを、ウェディングドレスを着て、長い裾を引きながら歩く、と言うシチュエーションに憧れて、チャペルウェディングを選ぶ女性が多いようです。また、神前式とは異なり、親族だけではなく、知人や親しい友人に見守られながら式を挙げることが出来ると言う点も、女性にとっては魅力的なポイントとなっています。また、人気のある演出方法としては、バージンロードを先導するフラワーガールや、結婚指輪を運ぶリングボーイ、子宝に恵まれるようにと米をまくライスシャワー、新婦が招待客に向かってブーケを投げるブーケトスなどが挙げられます。一方で、参列者の服装のマナーとしては、女性で、比較的肌を露出したキャミソールドレスなどを着用している場合には、カーディガンやショールを羽織り、肌の露出を抑えることがポイントとなります。