ロシアの結婚式は披露宴に力を入れている

ロシアの結婚式は、市役所で行われます。まず市役所で婚姻届を渡します。このとき新郎新婦はそれぞれ同性の付添人を連れて行き、立会人になってもらいます。書類にサインをして、結婚の誓いや指輪交換など一般的な教会式で行われる儀式を市役所の職員の前でします。

また市役所には別の用事で訪れた一般人もいるので、多くの人が見守る中でこれらの儀式が進められます。しかし、ロシアの結婚式のメインは市役所で法的な手続きを行うことではありません。市役所では形だけの結婚式を行い、本番は披露宴になります。披露宴会場では両親や親友などが、新郎新婦の到着を待ちます。

二人が到着すると、最初に母親が持って来たパンを一口塩をつけて食べる儀式です。この儀式を行って、披露宴が始まります。食事や酒、踊りなど非常に賑やかなのが特徴です。披露宴の司会役は、市役所で付き添った人とは別の人が任されます。

各自が楽しんでいると、司会役が突然宣誓書を読み上げます。この宣誓書は問答形式で、相手に対する自分のあり方についてをユーモアたっぷりに紹介します。いくつかの問答では、新郎新婦にキスを求めるものがあり、新郎新婦はそれに従います。参加者が満足しなければやり直しになるので、新郎新婦はできるだけ長い時間キスをします。

ロシアの結婚式の伝統的な行事は、靴盗みです。新婦の友人が新婦のヒールを片方盗みます。新郎がそれを取り戻すために追いかけて、友人から要求された金額を支払います。

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